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読書感想 【サマー/タイム/トラベラー】 

2008年12月12日 ()
そういえば、涙のハリケーンの歌詞に
「明日の私はここに居ない」
ってのがあったっけなァ。

どこかタイム・トラベル的。
そしてそれはSF的である。



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ただの女子高生だった悠有。
あの奇妙な夏、幼馴染の少女は、時を越えた。
たった3秒だけ未来へ。
僕は仲間たちと一緒に、数多の時間SFを分析し、時間跳躍実験というプロジェクトを立ち上げる。
プロジェクトを通し、段階を経て、悠有は時間跳躍能力に目覚めていく。
そして、花火大会の夜、僕の目の前から姿を消した…。


SFってのは、解釈論だと思う。
ハードSFと呼ばれるものが、未来的技術論…というか、科学技術の発展やらなんやらで
えー、判りやすく言うと、FF8みたいな世界で起こる不思議な現象は、もろハードSFって感じでしょうか。
本職の人からすると異論はあるかと思いますが、まァだいたいそんな感じ。

対して普通のSFは、登場人物やら作者の主張やら、形を変えて
それぞれの解釈が随所に散りばめられていると思う。

Science Fiction。
科学は、何も技術だけではない。
人文科学、社会科学、…。
科学性というものはそこかしこに溢れてて、それらがSFをSFたらしめているのではないだろうか…と。


要するに、青春小説の様相を呈してようが
中身が派手な魔法ドンパチものであろうが
そこに「科学的」要素があるなら、それはSFと言って良いのではないか、と。


この小説は、実にSFらしいSFです。
登場人物たちは、顔を突き合わすたびに、論理的な主張・議論を交わす。
思春期の少年が集まってやることがそれ?
と思うなかれ。
それぞれの解釈は、読んでいるだけで発見に溢れていて、見方が斬新で面白い。
どんな思想であれ、定義づけて論拠をまとめることが出来ているだけで、それだけで賞賛に値する。


タイムトラベル物の集大成的、とでもいいますか
作中で実在のTTSF小説の名前が挙げられるので
元ネタまで読んでいる人であれば、一緒に議論に加わりたかったりするのかなーとか。

仲間が集まるいつもの喫茶店も「夏の扉」というコトで、モチーフばっちり!
いや、時間もの大好きなくせに、古典SF読んでない自分どうなの?

青春小説でもあるのですが、同じく仲間たちと色々あったりする「時をかける少女」
と比べると、「サマー/~」のほうは、SFに傾倒してるかな、と思います。


…そういや時かけアニメ見てないなァ。
原作のコミカライズ版(作画担当:ツガノガク)なら読んだんですけどね。



理屈っぽい話を読みつつ
青春小説も味わいたい、とかいう欲深い人には面白く読めるのではないかと。
ラノベの文体に満足出来ない人でも、こっちなら大満足かもですよ!
…まァ慣れてないと「ごちゃごちゃとうぜーーな!!」ってなるかもですが^^;;


すげー面白かったんですが
何を言ってもネタバレになるから上手いコト感想が書けないなー…。
あとまァSFって時点で、読み人を選ぶ題材でもあるので。

あー、ウェルズとか、古典SF読みたくなったなー





で、一言:anywhere but here. ここではない、どこかへ。

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[2008.12.12(Fri) 03:48] Trackback(0) | Comments(2)
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COMMENT

by そら
BON-BON BLANCO!

それ、読むわ

by しぅ
サヨナラはいつも探してる~

解釈論を真剣に理解しようとすると結構小難しい話になってるけど
物語だけ追うのであれば楽勝。
エピローグが蛇足感ありだけど
まァ
SF小説>>>>>青春小説
って感じなので。
時かけは逆。

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COMMENT

BON-BON BLANCO!

それ、読むわ
[ 2008.12.13(Sat) 09:29] URL | そら #- | EDIT |

サヨナラはいつも探してる~

解釈論を真剣に理解しようとすると結構小難しい話になってるけど
物語だけ追うのであれば楽勝。
エピローグが蛇足感ありだけど
まァ
SF小説>>>>>青春小説
って感じなので。
時かけは逆。
[ 2008.12.13(Sat) 23:59] URL | しぅ #9wIXYclI | EDIT |

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